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フリープログラミングについて

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いかちソフトウェアが推奨する「フリープログラミング」について

フリープログラミング工房「いかちソフトウェア」代表
五十嵐貴之

フリープログラミングとは

 「フリープログラミング」とは、誰にも束縛されない、自由なプログラミング活動のことを指す。IKACHI PROJECTでは、フリープログラミングの条件を満たす定義として、以下の7つを定める。

  • プログラミングをいつでも始めることができる

  • プログラミングをいつでもやめることができる

  • 好きなプログラムを開発することができる

  • 好きな言語で開発することができる

  • 好きな方法で開発することができる

  • プログラミング中は嫌なことを忘れなくてはならない(重要)

  • プログラミングを楽しまなくてはならない(最重要)

 IKACHI PROJECTでは、「フリープログラミング」における「フリー」の意味を、「無償」ではなく「自由」であると定め、これに統一する。この定義においてみれば、普段、週末に趣味で行うプログラミング活動なども「フリープログラミング」に該当する。開発環境が「無償」で整備されるものであろうがなかろうが、IKACHI PROJECTが定める「フリープログラミング」活動においては、何の意味も持たない。

フリープログラミングの必要性

 プログラミング技術の向上のためには、完全なる自由(フリー)な環境で行うことが大切である。出世を気にしたプロジェクトマネージャーが引いた殺人的なスケジュールによるひっ迫した納期もなく、講釈が大好きでおせっかいな先輩から変数のつけ方まで細かく指示されることもなく、少々頭のイかれた後輩から本来のシステム開発の在り方に対する持論を延々と聞かされることもない。
 私の経験上、強いストレスを受けながらのプログラミングは、技術の向上がほとんど見込めない。嫌なことは忘れようとする本能がその時のプログラミングを記憶から消し去ってしまうのか、はたまた、記憶を呼び覚ますことを拒絶するのか。プログラム開発業務に携わった年数と実力が比例しない場合が多いのは、個人の能力云々よりも、その環境に起因するところが大きいのではないか。
 私は大学を卒業後、地元の弱小ソフトハウスに入社した。8年間勤務したが、常に強いストレスにさらされていた。特に最後の1年間はひどかった。何も覚えられなかった。ついに、私は我慢の限界に達した。その会社を辞めて思うことは、「なぜ、もっと早く辞めなかったのだろう。」ということだけだ。その会社でうまくやっていく方法は、マヌケな上司に媚を売る、ただそれだけだったのだ。
 会社で行き詰まりとは正反対に、プログラミングが趣味で始めた「フリープログラミング活動」は、次第に実績を上げていくようになる。協力者の出現、ソフトウェアの書籍掲載、そしてプログラミング書籍の執筆。思えば、この「フリープログラミング活動」は、私を精神的に追い詰めたその会社への反逆心から始めたものだったのかもしれない。
 最後に、いつも重度のストレスにさらされている、職業プログラマー達へ。

プログラマー達よ、汝らは今、無能なプロマネやSEのために、叫び、もがき、足掻いているか。
圧政から逃れるため、奴隷的立場から脱却するため、最下層に位置づけられたプログラマーがすべきことは何であろうか。
媚、諂うことか?
否、悪の権力と戦うことである!!
立ち上がれ、コードの戦士たちよ!!
プログラマーに自由を!!
システム開発の現場において、プログラマーは決して最下層の人間であってはならない。